「こどもの日コンサート2021」 終演!
2021年6月1日 (火)
2021年5月5日(水・祝)、二年ぶりとなる「こどもの日コンサート」が無事に終演いたしました。例年とは一味違う、今年の公演の模様を写真とともにご紹介します。
©藤本史昭
今年は横浜みなとみらいホールが休館のため、神奈川県立青少年センターをお借りしての開催。近代建築の巨匠・前川國男が手掛けた歴史ある建造物です。
神奈川県立青少年センター外観
出演は岩村力さん(指揮/10回目)、岩崎里衣さん(司会/18回目)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(20回目)といったお馴染みのメンバーに加えて、中学生ソリストの荻原緋奈乃さん(ヴァイオリン)と若生麻理奈さん(ヴァイオリン)そして赤い靴ジュニアコーラスと横浜少年少女合唱団の皆さん。
若生麻理奈さんはヴィエニャフスキ《華麗なるポロネーズ 第1番》、荻原緋奈乃さんはヴィエニャフスキ《華麗なるポロネーズ 第2番》を披露!(写真は若生さん)©藤本史昭
赤い靴ジュニアコーラスと横浜少年少女合唱団の皆さんは事前に収録した映像でのリモート出演 ©藤本史昭
さらに、今年は初の試みとなる「中学生プロデューサー」を起用。「中学生プロデューサー」は中学生たちが演奏家やスタッフとの関わりを通して次世代の育成を試みるとともに、演奏家やスタッフも次世代と協同することの重要性を考える横浜みなとみらいホール独自の企画として誕生しました。3月に発足してから約2か月の間、中学生ならではの瑞々しい感性とバイタリティ溢れるパワーでコンサートに向けて準備を進めてくれました。
中学生プロデューサーのメンバー ©藤本史昭
事前に一般募集したリクエスト曲の中から、中学生プロデューサーがピックアップした「オリジナルメドレー」も当日初お披露目。演奏されたのは《スター・ウォーズ》、《紅蓮華》、《香水》、《廻廻奇譚》、《四季より「春」》。時代もジャンルもバラバラの5曲は彼らが選曲会議の中で決めた「子どもだけでなくファミリーで楽しめる」というコンセプトのもと選ばれたものでした。
また当日は、構成から原稿作成まで手掛けた、想いの詰まったプログラムとクリアファイルを配布しました。
そのほか、演奏曲目の順番や間に入る司会原稿を考えたり、広報活動として取材を受けたりなど、各チーム、公演の成功に向けて準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、当日の活動は見送ることとなりました。来場されるお客様を直接おもてなしすることは叶いませんでしたが、ホールホワイエには、プロデューサーたちからこのコンサートにかけるアツいメッセ―ジを掲出しました。
当日掲示されたメッセージボード ©藤本史昭
中学生プロデューサーのこれまでの活動はこちらからご覧いただくことが可能です。
5/22(土)には、オンラインでプロデューサーミーティング(公演を振り返って)を開催。「お客さんの反応をしっかりと感じることができて達成感が得られた。」「次回は未就学児も参加可能にしたい」など、それぞれ思い思いに感想や今後の課題を述べました。
ミーティングの様子(5/22)
中学生プロデューサー制度は継続し、今年よりもさらに魅力的なものになるよう、パワーアップをしてまいります。
来年も5/5に「こどもの日コンサート」を開催予定です。どうぞお楽しみに。
文:横浜みなとみらいホール 広報チーム